北朝鮮から発射されるミサイルは年々エスカレートしています。
その目的は「軍事力をアピールするため」「アメリカと交渉するため」などと言われていますが、
朝によく発射されるのはなぜなのでしょうか?
その理由を3つ解説します。
【解説】北朝鮮がミサイルをなぜ朝に発射するのか3つの理由
北朝鮮がミサイルを朝に発射する理由は次の3つあると考えられています。
- ミサイルの貯蔵施設がバレたくない
- アメリカへのけん制
- ミサイルの性能をアピール
それぞれについて解説します。
理由①ミサイルの貯蔵施設がバレたくない
どの国も軍事力は極秘情報です。
しかし、衛星から地上にある軍事施設を調べることは可能です。
また、地下に軍事施設がある場合でも動きを追うことで特定されてしまいます。
そのため、安易にミサイルの貯蔵施設が特定されないよう夜間にミサイルを移動していると考えられています。
その結果、ミサイルの発射する時間帯が早朝になることが多いのでしょう。
理由②アメリカへのけん制
北朝鮮はアメリカをとても意識していますが、あまり相手にされていません。
そのため、アメリカにアピールするためにミサイルを発射する時間が計算されていると考えられています。
なぜなら、北朝鮮とアメリカの時差を考えるとその答えがわかります。
北朝鮮とアメリカの時差は13時間。
北朝鮮の朝7時はアメリカだと前日の午後6時になります。
つまりアメリカのゴールデンタイムに合わせていると言えます。
アメリカに北朝鮮を脅威と思わせて交渉の余地をつくろうとしているのかもしれません。
理由③ミサイルの性能をアピール
ミサイルを発射するのは夜中でも可能だと思いますが、あえて明るい時間帯を選んでいる理由があると言われています。
それはミサイルを国内外にアピールするためです。
北朝鮮はミサイル開発が将来のために必要だと考えており、国民に刷り込もうとしています。
パレードでも頻繁に使用されており、武器を正義の証だと正当化しようと考えているのでしょうか。
また、国外には軍事力を見せつけて威嚇していると考えられます。
まとめ
今回は北朝鮮がミサイルをなぜ朝に発射するのか、3つの理由を解説しました。
自国の利益だけのためにミサイルを発射するのはやめてほしいですね。
特に早朝にJアラートが鳴ると驚いてしまいます。
いつまでこれが続くのでしょうか…