2022年12月21日、朝から福岡件や佐賀県など広範囲で硫黄の臭いがすると、通報が相次ぎました。
なぜ突然臭いがしたのか？
その原因を調査しました。
また、人体への影響についてもご覧ください。
【原因:なぜ?】福岡県謎の硫黄臭は二酸化硫黄！
12月21日朝から、福岡県や佐賀県など広範囲で確認された「硫黄臭」について通報が相次ぎ、市と関係機関が原因を調査しています。
消防は数件の現場でガス検知など実施しており、異常は確認されていません。
しかし、福岡市環境局の大気観測データでは硫黄濃度は通常よりも明らかに高く、数倍から数十倍の数値を観測しています。
[12月22日追記]
硫黄臭の原因は桜島が原因の可能性が高いそうです。
12月20日夜に発生した硫黄が風に流れて翌朝、福岡県や佐賀県に到達したと考えられています。
二酸化硫黄の濃度は普段の数十倍の数値が確認されていますが、県内の数値は環境基準の半分程度であるため、健康被害の心配はないとされています。
火山が噴火する予兆？
福岡管区気象台は「九州内や周辺の火山に大きな変化は無く、火山の影響は考えづらい」としています。
ただ、過去に硫黄を噴出した火山があることは確かで、その火山が北海道の"知床硫黄山"と言います。
この火山は、1936年の噴火の際、溶けた硫黄を噴出したことで世界的に有名で、硫黄の総噴出量は約20万トンにのぼったそう。
しかし、世界でも知床硫黄山のように、大量の硫黄を流出する火山は珍しいようです。
火山で見られる硫黄はもともとはマグマ中に溶け込んでおり、次のようなステップで空気中に出てくることがあります。
- マグマの上昇に伴い、圧力が減少
- 硫黄などの揮発性成分がマグマから抜け出す
- 火山ガスとして地表へと上昇
二酸化硫黄の人体への影響は?
結論から言うと、影響はあると言われています。
二酸化硫黄を吸い込むことで呼吸器疾患の原因になったり、動植物に被害が出ることもある有害物質なんです。
二酸化硫黄はガス状物質として直接吸い込んだり、粒子状の物質に付着した状態で口や鼻から人体に入り込んできます。
そのため、呼吸器に影響が出ることが多く、気分が悪くなる人もいます。
よって、実は代表的な大気汚染物質の一つとして、大気汚染防止法で監視の対象となっているのです。
世間の反応
朝玄関開けた途端次女にプーした？って聞いてごめん。街がくさいんだった。 てか原因なんなの、こわいですね。
【速報】福岡市で「硫黄臭い」通報相次ぐ 大気中の二酸化硫黄濃度が数倍～数十倍に(TNCテレビ西日本)#Yahooニュースhttps://t.co/aml6zyh1jY
— 石井あみ (@ISHII_AMI) December 21, 2022
なんか外臭い
硫黄のにおいがする
エゴサで同じ人いっぱいいた
インスタもみんな書いてた💩— かえち🍓 (@Over_Gorillaaa) December 21, 2022
今朝の福岡市、外が硫黄臭い。
うちの近辺だけかと思ってツイッターで検索すると、遠くは鳥栖や大宰府までも異臭がしてるとのつぶやきがあり。
原因なんだろう…災害に繋がるものじゃないといいけど。— 越前屋 (@EchizenyaEchiko) December 20, 2022
先日、栃木県にある殺生石、石の周りで猪が8頭死ぬ。
↓
本日【原因不明】福岡県や佐賀県など広い範囲で硫黄の臭い 通報相次ぐ←イマココ硫黄は無臭
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硫黄の様な匂いは『硫化水素』の可能性もあり得る
気になる事案です pic.twitter.com/kxrrIjTnrv— ガッテム竹内(元ハガキ職人) (@GTT214) December 21, 2022
福岡県や佐賀県など広い範囲で硫黄の臭い
→ 地震の前兆か？😱— 豚久保孝一（仮） (@tokyo5773) December 21, 2022
まとめ
今回は福岡県の謎の硫黄臭について、記事をまとめました。
原因はわかり次第、追記していきます。
大きな災害の予兆との噂もありますが、関係がないことを祈ります。