2023年4月15日、岸田文雄首相を襲撃した木村隆二(きむら りゅうじ)。
犯行に至る前に自身のツイッターアカウントで国に対する不満を漏らしており、犯行予告もしていたとされています。
そのアカウントが本物なのかどうか検証してみました。
【特定】木村隆二のツイッター(twitter)アカウント
実は木村隆二と考えられているツイッターアカウントは2つあります。
- 国に対する不満を漏らしていたもの
- 犯行予告をしていたもの
今回そのアカウントについてそれぞれ検証してみます。
1.国に対する不満を漏らしていたもの
木村隆二と言われているアカウントがこちらです。
参院選に立候補出来なかったとして、20代前半の原告が国を提訴しました。
訴訟では、憲法15条で保障された成年者による立候補が制限されているか、選挙供託金は違憲かを争点としています。成人以上の年齢を要求することや、300万円もの大金を支払わないと立候補させないことは、明確な制限選挙です。 pic.twitter.com/vrbV8Q8K1y
— 「被選挙権年齢・選挙供託金違憲訴訟」広報 (@hisenkyoken) June 27, 2022
木村隆二については逮捕後の捜査で、2022年6月に国に損害賠償を求め神戸地裁に提訴していたことが判明しています。
そのことから、このアカウントが主張している内容と一致するものが多数見つかっています。
- 原告の主張内容(被選挙権年齢や供託金)
- 訴状が神戸地裁で受付されている
- 裁判の日付が2022年6月22日
- 損害賠償額10万円
- 2022年11月に訴えが棄却されている
当アカウントでは個人の主張や裁判の状況が淡々と綴られているものとなっています。
これはほぼ特定と言えるのではないでしょうか。
2.犯行予告をしていたもの
木村隆二が犯行予告していたと言われているアカウントがこちらです。
アカウント名:Dies irae
ID:@kakumei0415
このアカウントは木村隆二が岸田首相を襲撃する前日に実際に使用されたものと似た形状の爆弾と思われる画像を掲載しています。
また、犯行をほのめかす供述もしており、時系列が一致しています。
ただ、実際のアカウントについては現在は削除されていました。