NHK大河ドラマ「どうする家康」のロゴマークについてご紹介します。
デザインしたのは「GOO CHOKI PAR」(グーチョキパー)という3人組だそうですが、一体誰(何者)なのでしょうか。
また、デザインの意味についてもご覧ください。
どうする家康ロゴマークをデザインしたGOO CHOKI PARは誰(何者)?
GOO CHOKI PAR(グー・チョキ・パー)は日本のデザインの未来を担うと言っても過言ではない3人組のデザインユニットです。
これまでに「ISSEY MIYAKE」、「NIKE」、「Redbull」などのグラフィックを手がけており、2020年の東京パラリンピックではアイコニックポスターを制作しています。
浅葉 球
1986年東京都生まれ。ライトパブリシティにて細谷巖氏に師事。
飯高健人
1985年福岡生まれ。2009年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。
石井 伶
1985年横浜生まれ。2007年桑沢デザイン研究所ビジュアルデザイン専攻卒業。
3人は学生時代からの友達で、学校は違うけれども美大繋がりで仲良くなりました。
そして3人でユニットを組むことになり、「グーチョキパー」という名前にしたのですが、どういうきっかけで付いた名前なのでしょうか。
とても深い意味がありそうですが、実はサクッと決まったと言います。
ある時、飯高さんが3人の印象をグーチョキパーに例えたそうです。
「俺がチョキじゃない?」
「浅葉は絶対グーでしょ!」
こうやって自然と決まったみたいですが、小学生みたいなノリですね(笑)
でも、これがデザイナーの感性なのかもしれません。
ちなみに、「グーチョキパー」の意味は後付けかもしれませんが、
3人ともバラバラなものが得意だったりするので、それをミックスさせて昇華させるところ
と言われていました。
どうする家康ロゴマークの意味が凄い
「どうする家康」のタイトルロゴは大河ドラマとしてはちょっと変わった形をしています。
これまでは四角・横書き・縦書きといったものが多かったため、全く意表を付いた丸い形をしています。
これまでのロゴ(一部)↓
「どうする家康」のロゴの丸い形には家康の人生を表しているそう。
波乱万丈で、必死に転がり続けるようにして円形になったと言われています。
そういえば、徳川家康の家紋にも似ていますね。
徳川家の家紋は「徳川葵」や「葵の御紋」と呼ばれ、徳川家の前身である松平氏が、所領の三河国にある賀茂神社の氏子だったことに由来するそうです。
家康が目指したのは四角四面でなく、多様な価値観を受け入れる丸い世の中でした。
甲冑にロゴを重ねたイメージ画は、鎧に家康の刻印が押され、不屈の生き様、不動の精神を示しているようにも見えます。
【ロゴのコンセプト】
どうする、どうする。
家康の頭の中は、ぐるぐるぐる。
行ったり来たり、巡り巡って
気づけばまるっと天下統一。
強くもあり、弱くもある。
怒りもあり、優しさもある。
時代の激流のなかで、揺れ動く家康の人間味あふれる生き様。
松本潤さんが表現する新しい家康像を、
有機的かつ躍動感のある文字の表情で描き出したいと考えた。
悩みながら、翻弄されながらも、なし得た天下統一の偉業。
円形の塊は、一本道ではいかず必死に時代を転がり続けた
家康の人生の旅路を表現している。
まとめ
今回はNHK大河ドラマ「どうする家康」のロゴマークについて、記事をまとめました。
斬新な発想でできたロゴは見事に徳川家康を表しています。
そのデザインを手がけた「GOO CHOKI PAR」(グーチョキパー)の今後に期待です。