韓国アイドルグループのLE SSERAFIM(ルセラフィム)。
聞きなれない言葉ですが一体どういう意味なのでしょうか。
名前の由来と意味について簡単にまとめてみました。
もくじ
【解説】LE SSERAFIM(ルセラフィム)名前の由来
『LE SSERAFIM』(ル セラフィム)というのは造語になります。
造語とは、既存の語を組み合わせて新しく作られた言葉という意味なので、
つまり「LE」と「SSERAFIM」という既存の2つの言葉を組み合わせたものなんです。
それぞれの言葉についてご説明すると、
「LE」(ル)はフランス語の冠詞のことで、英語でいう「the」にあたる言葉になります。
「SSERAFIM」(セラフィム)はヘブライ語で熾天使(してんし)という、天使の階級を意味する言葉です。
よって、ルセラフィムを日本語に直訳すると、ザ熾天使という感じになります。
日本語では売れなさそうなグループ名になってしまいますね(笑)
あと、熾天使には6枚の翼があり、ルセラフィムは当初6人メンバーであったことからメンバーそれぞれが羽のようなイメージなのかもしれません。
【解説】LE SSERAFIM(ルセラフィム)の意味
『LE SSERAFIM』(ル セラフィム)の言葉の意味について、もう少し掘り下げてみようと思います。
「LE SSERAFIM」の「LE」(ル)
フランス語で「LE」(ル)は定冠詞と呼ばれます。
定冠詞は他に「LA」(ラ) と 「LES」(レ)があり、これらは全て英語でいう「the」に当たります。
「the」は、うしろについている名詞が特定できるときに使われますが、具体的には次のような使い方をします。
「the」の使用例
太陽:the sun
月:the moon
アルプス山脈:the Alps
大統領 / 社長:the president
一方で、フランス語の「LE」はあとに続く名詞が男性 / 女性 / 複数のどれかで使い分ける違いがあります。
複雑そうに感じるかもしれませんが使い分けのルールはとてもシンプルで、
フランス語の名詞にはすべて性別(男性名詞 / 女性名詞)があり、あとに続く名詞が男性なら「LE」、女性なら「LA」、複数なら男性/女性に関わらず「LES」を使います。
ここでLE SSERAFIM(ル セラフィム)のLEを考えると少し矛盾があるのですが、
セラフィムはセラフの複数形であるため、本来だとLES SSERAFIM(レ セラフィム)になることから実際にそう呼ばれていた時期もありました。
「LE SSERAFIM」の「SSERAFIM」(セラフィム)
「SSERAFIM」(セラフィム)は前述の通り、日本語で「熾天使(しんてし)」という意味です。
熾天使というのは天使の9階級のうち最も高い位とされている天使を指します。
熾天使のビジュアルは6枚の翼を持っており、2つで頭を隠し、2つで体を隠し、残り2つの翼で羽ばたくとされています。
また、熾天使の”熾”には「火が盛んに燃える」という意味があり、神への愛と情熱で体が燃えていることを表しているそうですよ。
つまり「LE SSERAFIM」は、情熱と神々しさを兼ね備えた「燃える天使たち」といった意味合いになります。
まとめ
今回は「LE SSERAFIM」(ルセラフィム)の名前の由来と意味について、記事をまとめました。
天使の中でも最上級を意味するとは事務所の力が入っていることがわかりますね。
日本での活動にも期待です。